中古ショップで手に入るカメラを比較してみました。
2002年の発売。薄型11mmのデザインはかなり衝撃的だった。単焦点カメラで起動が早く「思いついたらすぐに撮影できる」というコンセプトである。
この薄さでメガピクセルクラスだったというのが驚き。いろいろと高性能のカメラが出たが、この薄さが手放せずに長い間持っていた。しかし構造上問題があり、最終的には露出の調整ができなくなって壊れた。ファインダーとレンズが別になっている。
バッテリーはCASIOの初期型専用のものなのだがまだ代替え品が手に入る。
この「とても薄い」というコンセプトがExilimという名前のもとになった。由来はExmuse Slimというラテン語なのだそうだ。
当時は画期的なコンセプトだったわけだが、スマホのカメラが進化しすぎてしまい、当時の驚きを共有するのはむずかしいかもしれない。
右がスマホで左がExilim。大きさも厚さもほとんど変わらない。
センサー | 1/2.7 CCD |
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焦点距離 | 5.7mm (35mm換算で37mm相当) |
ズーム | なし(デジタルあり) |
F値 | 2.5 |
記録メディア | SDカード |
画素数 | 124万画素 |
動画撮影 | 未対応(動画対応モデルEX-M1というのがあった) |
コメント | 当時としては衝撃的なデザインのカメラだった。 |
イメージ | コメント | |
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腫れ | ![]() |
購入当時。発売されてからすぐに買ったらしい。晴れの日の代々木公園だが、赤い車もきれいに撮影できている。 |
夜景 | ![]() |
購入当時の夜の様子。これもきれいに撮影できている。 |
染み | ![]() |
数年でレンズにしみのようなものが出た。青空を撮影すると右上に黒い染みが見える。 |
白ボケ | ![]() |
10年くらい使っていると野外では画面が白くなり使い物にならなくなった。 しばらく室内用として使っていたのだが、何回か分解しているうちについに起動もしなくなった。 カシオに問い合わせたところ、露出がおかしくなる現象は多数ほう濃くされているが、構造上仕方がなかったのだそうだ。 |